輸血に対する当院の考え方
当院では、患者さんの意思を尊重し、安全で適切な医療を提供することを基本方針としております。輸血に関しても、可能な限り輸血以外の方法(代替療法)での治療を検討するよう努めています。
しかし、生命の危機が迫る状況において、輸血により救命できる可能性が高まると判断される場合には、患者さんの同意が得られない場合でも輸血を実施することがあります(相対的無輸血)。このため、いかなる状況でも輸血を行わないこと(絶対的無輸血)を求める「免責証明書」等の書類への署名や受領はできません。
当院の「相対的無輸血」の方針は、患者さまの年齢や意識の有無に関わらず適用されます。もし、当院の方針にご同意いただけない場合で、かつ治療に時間的余裕がある場合には、他の医療機関での治療をご検討いただくことをおすすめします。
当院での医療を受けていただく際には、この「相対的無輸血」の方針に同意いただいたものとさせていただきます。ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
(2025年5月26日)